おうちのピアノ練習をサポートする新サービスのモニターを募集します!
現在、東音企画/ピティナでは、 レッスンとレッスンの間の自宅練習のあり方 に着目し、先生とおうちの人をつなぐ「Lesson Time」やおうちでのピアノ練習を見守る「オンライン音楽室」などの、自宅練習サポート事業を展開しています。その一環として、新サービスの開発に着手いたしました。
ピアノはおうちでの練習が大切と言われています。 しかし、習い事の多様化で多忙な子どもたち、おうちにあるゲームなどの誘惑、さらには共働き世帯が増加傾向の今、練習の習慣化は簡単なことではないかもしれません。
子ども自身が楽しんで練習に取り組むことができ、ひとりで楽譜が読めるような支援システムができれば、保護者の方に多くの負担をかけることなく、ピアノを楽しみながら継続できる環境が整うのではと考えました。レッスンでも譜読み以外の音楽的な指導をすることができるようになります。
今回は、その試作品をお試しいただくモニターを募集いたします。 開発を進めるにあたり、先生へのインタビューや練習に関する実態調査を行いましたので、ご紹介いたします。
指導歴10年の先生に自宅練習についてインタビューしました。
市販の「レッスンノート」に曲目や内容を簡単に記述し、楽譜にも書き込んでいます。練習した日はシールを貼ってきてもらい、練習の数に応じてスタンプを押しています。
お教室に通うことが嫌にならない環境づくりをしたいので、部分練習などの強要はしていません。指導者が経験してきた専門家のレベルでは音大生は100を求められるけど、趣味の子どもは100でなくてOK。頑張ったことを褒めてあげたいです。
- 音やリズムなどを 間違えたまま一週間練習してくる ことがある
- おうちでどのような練習をしているのかわからない
- 複数の曲があるのに、全部やらないで終わっている
- 「今日やったシール」はついてるけど、 ピアノを触っただけ でシールがついている
- ひとりで読譜をする力がついていなく、ブルグミュラー手前でやめてしまう
- おうちでの練習には見守りや声掛けなどの保護者の 負担が大きい
関東近郊にある7教室/31名の生徒さんにご協力いただき、1週間の自宅練習の実態調査を行いました。
地域:関東近郊/教室数:7教室/解答生徒数:31名
回答者の内訳:年中~小5
方法:Googleフォームへのアンケート提出(保護者回答/期間中毎日提出)
レッスンとレッスンの間の6日間、練習の有無を毎日記録していただきました。下記は回答の合計数ですが、練習をした日は約7割(4.43日)。週の半分以上はピアノに向かっていることがわかりました。
その練習内容は、いったいどのような内容なのでしょうか?
通し練習が92.6% なことに対し、 部分練習が半数以下 という結果でした。部分練習やレッスンで注意されたところの練習については、 保護者の声掛け によって取り掛かる姿が多く見られました。(同時調査の練習動画より)
「 練習する時間になったから 」「お母さんから言われたから」をきっかけに練習を開始しています。その他の記述回答には「ゲームする時間が伸びるから」「勉強の隙間時間にピアノを弾いてリラックスしたかったから」など、 普段の生活からの切替=スイッチ に着目した回答がありました。
上位の「疲れていてできなかったから」「気分がのらなかったから」という結果からは、
多忙な子どもと練習へのモチベーション
の葛藤が垣間見えます。
記述回答には
「親の仕事の都合」が複数あり
、共働き世帯の課題が見えました。
2022年6月に協業を発表した東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、及び慶應義塾大学大学院(システムデザイン・マネジメント研究科)の協力の下、生徒さんが自発的にピアノに向かい、楽しんで練習できるような新しい自宅練習サポートシステムを研究・開発しています。
従来の保護者の役割の多くは、読譜のサポートと、次の行動にうつる切替(スイッチ)役でした。その役割をシステムで担えたら・・・やったことの見える化(曲数/時間など)をすることで、子ども自身で達成感を持ち、ピアノに意識を向くようになると考え、開発を進めています。
毎日の生活の中にあるおうちでのピアノ練習。「いつ練習をするのか」自分で決めることが子どもたちのやる気を育みます。「今日は練習しない」という選択をしても「ピアノに意識を向けた」ことは素晴らしいこと。子どもの気持ちに寄り添って、自発性を大切にしていくシステムを目指します。
練習の実態調査からわかったことのひとつが通し練習が多いということ。子どもが好きな「採点モード」を4小節ごとに用意することで、ゲーム感覚でくり返し練習できます。また「右手だけ」「左手だけ」「メロディーだけ」「小節の最初の音だけ」など、効果的な部分練習方法を提案します。
弾けない要因のひとつに、適正なレベルに達していないことがあります。
弾けない曲を何度もくり返し弾くのではなく、レベルを下げた同じ要素を持つ短い曲をたくさん弾くことで、自己肯定感を育みながら技術を高めていきます。
◆Aコース(仮)・・・今弾いている曲を用いた練習方法の提示
◆Bコース(仮)・・・同じ要素を用いた簡単な曲を提示
試作品を実際にご自宅でお試しいただける生徒さんを募集します。自宅練習にお悩みのある生徒さんがいらっしゃいましたら、ぜひご協力いただけませんでしょうか?
募集要項(接続方法や楽器条件、操作端末等)をよくご確認いただき、保護者の方がお申し込みください。ご使用状況を把握していただくため、指導者にもお申し込みいただいた内容を共有いたしますので、あらかじめご了承ください。
説明会は終了いたしました。
アーカイブ動画をご覧いただけます。ご希望の方は下記アンケートフォームよりお申し込みください。
現在、東音企画/ピティナでは、自宅練習サポート事業を展開しています。その一環として、新サービスの開発に着手いたしました。本モニターでは、生徒さんの練習のデータや、先生・保護者の方からのご意見などから、調査・分析を行い、製品版への課題を見つめてまいります。
ご協力をお願いいたします。
詳細な条件(接続方法や楽器条件、操作端末等)は、下記募集要項をご確認ください。
必須 |
|
---|---|
推奨 |
|
第2期拡大条件
※8/28更新
|
- 本システムの2つのポイント -
①AIが間違いを見つけて指摘してくれる機能 |
お使いのスマートフォン等で対応か否かを判定できるツールをご用意しました。対応確認ページをご確認ください。
以下2つの条件を満たした方に、ピティナのギフトカード500円分を先生/生徒様にプレゼントさせていただきます。
①最低、継続して1ヶ月間システムをご利用いただいた方
②事前・中間・事後アンケートにすべてご協力いただいた方