村澤由利子先生が令和7年春の瑞宝中綬章を受章

内閣府による令和7年春の叙勲についてが発表が行われ、当協会正会員・徳島ヴェガステーション代表の村澤由利子先生(鳴門教育大学名誉教授)が受章者に選ばれました。
村澤先生は徳島県出身、東京芸術大学音楽学部ピアノ科を卒業、香川大学教育学部助教授を経て、国立大学法人鳴門教育大学教授に就任。文部省長期在外研究員として、ドイツ・エッセンフォルクバンク音楽大学に留学し研鑽されました。また、鳴門教育大学運営評議会委員、鳴門教育大学学校教育学部主事、兵庫教育大学教授大学院博士課程連合学校教育研究科、国立大学法人鳴門教育大学経営協議会委員を歴任し、平成22年に鳴門教育大学名誉教授に就任、今日に至っています。
海外の演奏家との共演が多数あり、ヨーロッパとの文化交流に貢献し、また邦人作品を海外で紹介する取り組みにも力を入れておられます。ドイツとの交流においては「今掘賞」を受賞するなど、鳴門日独友好協会会長、リューネブルク市独日協会名誉会員として、国際交流にも貢献されました。地域連携においては、徳島県や鳴門市における審議会委員も多数務められ、学内の管理運営においても、附属実技教育研究指導センター長、運営評議会委員、第4部学部主事、経営協議会委員などを多数歴任され、大学の発展に努力を重ねられました。
これまで、ピティナ・ピアノコンペティションでは65回の審査、そしてピティナ・ピアノステップでは34回のアドバイスをお務めいただいており、代表を務める徳島ヴェガステーションでは過去にステップを6回開催、2025年度も1回の開催を予定しています。永年にわたる音楽教育での顕著な研究・教育業績が評価され、今回の受章に至っています。
親授式は、2025年5月21日(水)に皇居宮殿(東京都千代田区)にて開催予定です。