ショパンコンクールで小林愛実さん(ピティナJr.G級金賞/福田靖子賞第1位)が4位入賞

ポーランドで開催され、世界的に活躍する多くのピアニストを輩出してきたコンクールである「第18回ショパン国際ピアノコンクール」の最終結果が、日本時間の21日朝発表され、日本からは小林愛実さん(ピティナJr.G級金賞/福田靖子賞第1位)が4位、反田恭平さんが2位に入賞。日本人出場者のダブル入賞は、2005年の関本昌平さん・山本貴志さん(ともに第4位)以来、16年ぶりの快挙、反田恭平さんの第2位は1970年の内田光子さんと並ぶ邦人最高位タイとなった。

第1位 Mr Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada
第2位 Mr Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia(ソナタ賞)
第2位 Mr Kyohei Sorita, Japan
第3位 Mr Martin Garcia Garcia, Spain(コンチェルト賞)
第4位 Ms Aimi Kobayashi, Japan
第4位 Mr Jakub Kuszlik, Poland(マズルカ賞)
第5位 Ms Leonora Armellini, Italy
第6位 Mr J J Jun Li Bui, Canada
第18回ショパン国際ピアノコンクール 第2
反田恭平
反田恭平さんファイナル演奏後インタビュー
反田恭平さんファイナル演奏
公式プロフィール(外部リンク)
第18回ショパン国際ピアノコンクール 第4
小林愛実
小林愛実さんファイナル演奏後インタビュー
小林愛実さんファイナル演奏
福田成康(ピティナ専務理事)より
反田恭平さん、小林愛実さん、ご入賞おめでとうございます。 今回のショパンコンクールほどにピアノ関連の情報がSNSやネットで流れ、多くの方々にYouTubeライブを視聴して頂いたことはなかったと思います。
参加したピアニストの皆様はじめ関係者すべての努力の賜物であり勝利だと思います。
今後ともピアノに人々が集まれればと願っています。

出場者写真提供:Chopin Institute


ショパンコンクールとは

「ショパン国際ピアノコンクール」は5年に一度、ポーランドで開催されている1927年に始まった世界的に活躍する多くのピアニストを輩出してきたコンクールのひとつ。本来は2020年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響により2021年に延期され、10月3日から本大会一次予選が始まった。

今回は予備予選を通過した87名(うち日本人14名)が本大会一次予選に参加。二次予選には45名(うち日本人8名)、三次予選には23名(うち日本人5名)、協奏曲のラウンドとなるファイナルに12名(うち日本人2名)が進出。上位6名が入賞した。 前大会となる2015年は三次予選・ファイナル進出は小林愛実さんのみ、2010年は二次予選以降のラウンドへの日本人進出がなかった。2名以上の日本人の入賞は2005年大会で関本昌平(4位入賞)、山本貴志(4位入賞)の受賞以来、16年ぶりとなる。

入賞者演奏会は21日から23日に開催され、21日の演奏会では表彰セレモニーがおこなわれる。すべての演奏はYouTubeにてライブ配信される予定。

ピティナとショパンコンクール

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)では予備予選からブログツール「note」にてコンクール情報、演奏解説など掲載(「ピティナ広報部note」)。ワルシャワの現地リポーターとしては飯田有抄(クラシック音楽ファシリテーター)、日本からのレポーターとしては加藤哲礼(ピティナ育英広報室長)がつとめ、各種情報を発信している。予備予選から本選進出者決定までの約3カ月間で約300万ビューのアクセスを集める(10月21日現在)。またYouTubeチャンネル「ピティナ広報チャンネル」にて公開している日本人参加者のインタビューは1カ月で164万回以上の再生回数となり、Twitterでのインプレッションは1000万をこえるなど、トータル1500万PV以上の閲覧数となり注目を集めている。

過去の日本人入賞者
第3回 原智恵子
第5回 田中希代子(第10位)
第7回 中村紘子(第4位)
第8回 内田光子(第2位)
第10回 海老彰子(第5位)
  • 今大会審査員
第11回 小山実稚恵(第4位)
第12回 横山幸雄(第3位)、高橋多佳子(第5位)
第13回 宮谷理香(第5位)
第14回 佐藤美香(第6位)
第15回 関本昌平、山本貴志(ともに第4位)
第18回 反田恭平(第2位)、小林愛実(第4位)
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本件に関するお問い合わせはpublic_relations★piano.or.jp(加藤・黒木・堀内)まで。 ※「★」記号を「@」に置き換えて下さい。

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