三原有紀さん(演奏会員)が第30回カントゥ国際国際コンクール第2位
2022年5月3日~7日にイタリアのカントゥで行われていた「ピアノとオーケストラのための第30回チッタ・ディ・カントゥ国際コンクール」にて、
三原有紀さん(演奏会員/2017グランミューズG級金賞)が第2位に入賞しました。
本人から届いた現地のレポートをご紹介します。
ファイナル(アーカイブ)
三原有紀さんからのメッセージ
今年で第30回を迎えたこの協奏曲コンクールは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度延期され、2年越しの開催となりました。審査は、一次がビデオ審査、オーケストラとの共演はセミファイナルから始まり、セミファイナルで第一楽章、ファイナルで全楽章を演奏します。セミファイナルからオーケストラと共演できるコンクールはなかなかないので、そこに魅力を感じました。2年越しに開催されることが決定し私は既に完全帰国をしていましたが、今できるうちにたくさんのことに挑戦したいという思いも込めてチャレンジすることにし、1年ぶりにイタリアに戻りました。
ファイナルは私にとって今までで一番大きな舞台でした。演奏後は言葉だけでは表し難い大きな感動と安堵の気持ちでいっぱいで、一生忘れられないモーツァルトになりました。自分のやりたい音楽が少しだけ見えた気がします。
これからも演奏活動の幅を日本だけでなく海外にも拡げ、さまざまな文化やコミュニティと交流をもち続けていきたいです。この経験を糧に、そして頂いた評価に相応しい音楽家になれるようこれからも頑張っていくので温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
三原有紀