お悔やみ:出井伸之会長ご逝去

お悔やみ:出井伸之会長ご逝去

出井伸之会長が、2022年(令和4年)6月2日に逝去されました。享年84歳。
出井会長は、ソニーの社長を経て会長兼最高経営責任者に就任。退任後は、ソニーの最高顧問・アドバイザリーボード議長も務められました。近年では、クオンタムリープ株式会社を設立し、若き起業家たちの支援を積極的にされていらっしゃいました。

出井会長がピティナに就任されたのは2009年6月。それ以降、大きな愛情をもって全国のピアノ学習者、ピアノ指導者、若きピアニストたちを励ましてくださいました。

当協会ではピティナ・ピアノコンペティションでの表彰式でのスピーチが恒例となっていました。また2019年に開催された「指導セミナー Vol.53」での会長特別講演では、『AI時代のピアノ教育』というテーマで、どれだけ時代が進もうとも音楽教育という分野はAIにとって代わられることはなく、だからこそ指導者は子ども達にできること、その役割を考え続けなければならない、とお話しいただきました。

就任以後、震災や今回のコロナ禍でもピティナが常に前を向き、新たなチャレンジを続けてこられたのは、出井会長の大きなお力添えがあってのことでした。
ご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、当協会への多大なるご指導に対し、深く御礼申し上げます。

福田成康(ピティナ専務理事)より
出井伸之さんには、2009年6月からピティナ会長を13年間お勤め頂きました。
ピティナがお世話になったのはもちろん、私自身が、積極的に若い人と付き合いあらゆる人とフラットに接する姿勢、生涯学び続ける姿勢、社会に貢献しようとする姿勢など、どれも多大な影響を受けました。
感謝の念と共にお別れさせて頂きます。今まで本当にありがとうございました。
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