NTT 東日本との協業がスタート

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)とピティナは、ピアノ指導をきっかけとした音楽教育分野におけるDX活用を進めるため、協力することについて合意しました。
NTT東日本のデータ解析技術やDXに関するノウハウにより、コロナ後の環境の変化に対応しうる音楽教育の新しい手法の構築に取り組んでまいります。
具体的な第一歩として、ピアノレッスンの現場での指導効果を高めるために、生徒の自宅学習をサポートするAI演奏採点システムの検証やデータ分析を進める予定です。将来的には、音楽教育全体で活用できるサービスの展開を目指しております。


音楽教育業界におけるDXを活用した
音楽学習指導実現に向けた取り組み

2022年6月8日
東日本電信電話株式会社
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会

東日本電信電話株式会社(代表取締役社長:井上 福造、以下「NTT東日本」)と、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(専務理事:福田成康、以下「PTNA(ピティナ)」)は、ピアノ指導をきっかけとした音楽教育分野におけるDX活用を進めるため、協力することについて合意しました。

1.背景と目的

 現在、国内の音楽教育業界において、指導者不足や感染症の影響により、「今までのような指導方法が続けられない」「理想的な指導が受けられない」ことが課題となっています。その中でピアノに関しても、年々学習希望者が増加する一方で、指導者の減少や、地域での指導レベル格差、また対面からリモートへの指導環境の変化など、様々な課題への対応に迫られています。
こうした背景を踏まえ、NTT東日本のデータ解析技術やDXに関わるノウハウと、PTNA(ピティナ)の音楽教材の開発やピアノ指導者支援に関するノウハウをかけあわせ、音楽教育業界が直面している課題解決に取り組んでくことといたしました。また、音楽×DXの取り組みを通して、人と音楽が繋がる豊かな社会を実現することで、文化振興・地域活性化への貢献を目指します。

2.概要

三段階に分け取り組みを進めていきます。
STEP1では、ピアノ指導者と生徒に向けてDXを活用したピアノ学習の基礎環境を構築します。AI演奏採点システムなどの検証を通し、指導の容易化や生徒が自己学習できる仕組みを提供することで、指導効果の向上を図ります。
STEP2では、STEP1で検証した内容を、国内外問わずピアノ業界全体へ展開します。生涯学習や教育分野へのピアノの活用、ピアノ演奏者の活動支援を促進することで、音楽教育業界全体の活性化を目指します。
STEP3では、ここまでの取り組みをピアノだけでなく他楽器へもサービス展開し、音楽教育業界全体の活性化に取り組みます。

協業イメージ
協業のイメージ
3.各社の役割
(1)NTT東日本

― 音声解析、AI解析、データ解析技術などの技術支援
― 施策検討のためのプラットフォームの提供 など

(2)PTNA(ピティナ)

― 本取り組みの音楽教育業界への普及・広報・啓蒙
― イベントなどの検証機会の提供
― 教育指導ノウハウ・音楽的知見の技術支援
― 学習・指導データなどの分析データの提供 など

4.今後の展開予定 

DXを活用した音楽教育業界全体の活性化を目的に、イベントなどで技術連携を重ねながら、ピアノ学習の基礎環境構築やAI採点サービス、指導者支援情報サービス等の検証を継続的に実施していきます。


本件に関するお客さまからのお問合せ先

東日本電信電話株式会社
デジタル革新本部 デジタルデザイン部 プラットフォーム開発部門
システム技術担当
TEL:03-5359-4172
MAIL: support-service-g-gm@east.ntt.co.jp

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)
組織運営室(担当:堀、野口)
TEL:03-3944-1583
MAIL: ntt_project@piano.or.jp

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