「おんかつ」登録アーティストに、今田篤さん(演奏会員)水谷桃子さん(演奏会員)が選ばれました

2023・2024年度「公共ホール音楽活性化事業(通称おんかつ)」にて全国に派遣される7組の登録アーティストが発表されました。ピティナ会員で入賞者の今田篤さんと水谷桃子さんが、オーディションを経てピアノで選ばれました。

今後はコーディネイターとともに演奏ばかりでなくトークなどのプレゼンテーション力も磨きながら、地方公共団体等とのコンサートとアクティビティ(アウトリーチをはじめとする演奏交流プログラム)を通して、アーティストとホールがアイデアを出し合い、その地域ならではのオリジナルの企画作りを目指していくことになります。

二人からのメッセージが届きましたのでご紹介します。今後みなさまの地域を訪れる機会にはぜひ応援ください!

今田篤(演奏会員・2010特級銀賞)

応募にいたった経緯は?

学生時代から何度かアウトリーチを経験させていただく機会が何度かあり、自分なりにプログラミング等に工夫して取り組みましたが思うようにいかない点も多く、不甲斐なさを感じ心のどこかでアウトリーチに対して苦手意識がありました。そんな時地域創造の公共ホール音楽活性化支援事業の募集を見つけ、コーディネーターの方々からアドバイスをいただきながらアウトリーチの活動を行うこのプロジェクトに惹かれました。自分が成長していく上で欠かすことのできない貴重な経験ができると思い応募してみました。

これからの意気込みをお聞かせください

アウトリーチでは小学生から介護施設にいる高齢者までの幅広い年齢層の方々に向けて行われるそうです。一つ一つの機会を大切にし、常に音楽に対して真摯に取り組んでいきたいと思います。そのためにも演奏やトーク、プログラミングにも工夫を凝らしより良いものが作れるように研究していきたいと思います。

水谷桃子(演奏会員・2008特級準金賞)

応募にいたった経緯は?

私は来年度より「公共ホール音楽活性化支援事業」(通称おんかつ支援) 登録アーティストとして活動することになり、演奏に加えて 現在様々なアクティビティーの勉強に取り組んでいます。

そもそも「おんかつ」の存在を知ったのは、幼少の頃から憧れていた先輩が数年前より登録アーティストとして幅広く活躍しておられたのがきっかけです。が、登録アーティストのお名前を見ますと、これまでテレビやコンサートの舞台でしか拝見したことのない大先輩方が並び、私には縁のなさそうな世界だとも思っていました。ただホールでのコンサートの他に、日頃コンサートホールにまでは出向かない子供達にもクラシック音楽を届けるアウトリーチ活動が組み込まれている事を知り、深く興味を覚えました。私も実生活では我が子にどのように音楽と触れ合わせればいいのか…と悩む1人の母親です。決して押しつけがましくなく、心地よい空気感をまとって音楽の扉を開くお手伝いができたら…と思っています。

これからの意気込みをお聞かせください

今月末には初めてのアウトリーチを控え、毎日試行錯誤しながら、演奏と同じくらい段取りやトークを考えています。 アウトリーチを通して、私自身も広く社会を知るきっかけになれば、と願っています。

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