亀井聖矢さん(2019グランプリ・演奏会員)がロン・ティボー国際コンクールで優勝

フランス・パリで11月7日から開催されていた「ロン・ティボー国際コンクール」ピアノ部門において、現地11月13日(日)にシャトレ劇場で本選が行われ、亀井聖矢さん(2019特級グランプリ、当協会演奏会員)が見事に第1位、あわせてプレス・アワード、聴衆賞を受賞されました。韓国から出場したイ・ヒョクさんも第1位を受賞。また、同じく日本から本選に進出した重森光太郎さんも、第4位に入賞されました。

亀井さんは、2001年生まれ、愛知県出身の20歳。現在は、桐朋学園大学音楽学部4年に在籍。2019年にピティナ特級グランプリと、第88回日本音楽コンクールピアノ部門第1位を立て続けに受賞。両コンクールともに聴衆賞も受賞し、強い印象を残しました。で続けざまに第1位と聴衆賞を受賞して注目を浴びた。同年、第9回福田靖子賞選考会でも第1位を受賞。また、今年に入って、4月にマリア・カナルス国際ピアノコンクール(スペイン)で第3位、6月にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(アメリカ)でセミファイナリストと、着実に国際コンクールでの入賞を重ねていました。

今回のファイナルでは、6人の演奏者の5番目に登場し、特級ファイナルでも名演を披露していたサン=サーンス「ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 作品103」を演奏して喝采を浴びました。本選の共演オーケストラは、フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団。

同コンクールピアノ部門日本人優勝者は、松浦豊明(1959)清水和音(1981)藤原由紀乃(1986)野原みどり(1992)田村響(2007)三浦謙司(2019)に続く7人目の快挙です。前回のピアノ部門(2019)では、三浦謙司さんが1位・務川慧悟さんが2位と上位を独占したことが話題となっていました。

ますますの国際的な活躍が期待されます。おめでとうございます!

第1位 亀井聖矢 MASAYA Kamei, 日本/LEE Hyuk, 韓国
第3位 DAVIDMAN Michael, USA
第4位 重森光太郎 SHIGEMORI Koraro, 日本
第5位 NOH Heeseong, 韓国
第6位 GUO Yiming, 中国
1次予選(アーカイブ)
セミファイナル(アーカイブ)
ファイナル(アーカイブ)
亀井聖矢
2022 ロン・ティボー国際コンクールピアノ部門(フランス)優勝。
2001年12月20日生まれ。4歳よりピアノを始める。
桐朋学園大学1年在学中の2019年、第88回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、及び聴衆賞受賞。同年、第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、及び聴衆賞受賞。2022年には、マリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位受賞。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールセミファイナリスト。 これまでに、飯守泰次郎、井上道義、梅田俊明、海老原光、太田弦、大友直人、川瀬賢太郎、佐藤俊太郎、出口大地、原田慶太楼、広上淳一、藤岡幸夫、松井慶太、山下一史、渡邊一正、ニコラス・マギーガンの各氏の指揮で、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団、セントラル愛知交響楽団、フォートワース交響楽団などと共演。 これまでに、青木真由子、杉浦日出夫、上野久子、岡本美智子、長谷正一の各氏に師事。Bruno Leonardo Gelber、Maria Joao Pires、Rena Shereshevskaya、Jean-Marc Luisada、 Dina Yoffeの各氏のレッスンを受講。作曲を鈴木輝昭氏に師事。
愛知県立明和高等学校音楽科を経て、飛び入学特待生として桐朋学園大学に入学。現在、桐朋学園大学4年在学中。第9回福田靖子賞、第6回アリオン桐朋音楽賞受賞。2021, 2022年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。2022年度公益財団法人江副記念リクルート財団奨学生。 2022年12月に予定しているサントリーホールデビューリサイタルは既に完売。また、角野隼斗との2台ピアノコンサートは5,000人を超える動員を予定し、全公演完売している。2022年12月に、1stフルアルバム「VIRTUOZO」をリリース予定。また、テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK「クラシック倶楽部」などメディアでも多数取り上げられるなど、今もっとも勢いのあるピアニストとして注目されている。

ロン・ティボー国際コンクールピアノ部門
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