第12回浜松国際ピアノコンクールで鈴木愛美さん(2023グランプリ・演奏会員)が優勝

11月9日から浜松市のアクトシティ浜松で開催されていた「第12回浜松国際ピアノコンクール」において、11月24日(日)、鈴木愛美さん(2023特級グランプリ、ピティナ演奏会員)が見事に第1位を受賞、併せて室内楽賞、聴衆賞を受賞しました。浜松国際ピアノコンクールで日本人が第1位を受賞するのは初めてのことです。同大会において、小林海都さんも見事3位に入賞されました。

2002年生まれの鈴木さんは現在22歳。現在、東京音楽大学大学院修士1年に在籍。2023年にピティナ・ピアノコンペティション特級にてグランプリを受賞、同年、日本音楽コンクールピアノ部門第1位を受賞しています。

今回のファイナルでは、6名の演奏者がそれぞれ協奏曲を披露。鈴木さんはプログラムの最後を飾り、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37」を梅田俊明指揮・東京交響楽団と共演。情感あふれる表現力と精緻なテクニックで観客を魅了し、審査員からも高い評価を受けました。

同コンクールでは、第10回大会(2018)で牛田智大さん(第2位)、今田篤さん(第4位)、務川慧悟さん(第5位)、安並貴史さん(第6位)が入賞、第8回大会(2012年)では中桐望さん(第2位)、佐藤卓史さん(第3位、室内楽賞)、内匠慧さん(第6位、日本人作品最優秀演奏賞)などが入賞していますが、日本人としての同コンクールの第1位は今回の鈴木愛美さんが初めての快挙となります。

ますますの国際的な活躍が期待されます。おめでとうございます!

©浜松国際ピアノコンクール

第1位 鈴木愛美(日本)
第2位 Jonas AUMILLER ヨナス・アウミラー(ドイツ)
第3位 小林海都(日本)
第4位 JJ Jun Li BUI JJ ジュン・リ・ブイ(カナダ)
第5位 Korkmaz Can SAGLAM コルクマズ・ジャン・サーラム(トルコ)
第6位 Robert BILY ロバート・ビリー(チェコ)
日本人作品最優秀演奏賞 Robert BILY ロバート・ビリー(チェコ)
室内楽賞 鈴木愛美(日本)
奨励賞 Valere BURNON ヴァレール・ビュルノン(ベルギー)
聴衆賞 鈴木愛美(日本)
1次予選
2次予選
3次予選
ファイナル
鈴木愛美
2024年 第12回浜松国際ピアノコンクール 第1位、併せて室内楽賞、聴衆賞、札幌市長賞、ワルシャワ市長賞を受賞。
2023年第47回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞。 2023年第92回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および岩谷賞(聴衆賞)。
2002年大阪府生まれ。4歳よりピアノを始める。大阪府立夕陽丘高等学校音楽科を経て、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を首席で卒業。現在、東京音楽大学大学院修士課程に特別特待奨学生として在学中。第27回フッペル鳥栖ピアノコンクールフッペル部門第1位。第32回宝塚ベガ音楽コンクール・ピアノ部門第4位。ピティナ・ピアノコンペティション全国大会において、第36回C級入選、第42回F級ベスト17賞受賞。第17回"万里の長城杯"国際音楽コンクールピアノ部門中学生の部第1位。2020年度より毎年 「東京音楽大学ピアノ演奏会~ピアノ演奏家コース成績優秀者による~」に出演。浜松国際ピアノアカデミー2023に参加。 2023年8月、第47回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞、あわせて、文部科学大臣賞、スタインウェイ賞受賞。同年10月、第92回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および岩谷賞(聴衆賞)、野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞、INPEX賞受賞。 これまでに、稲垣千賀子、佐藤美秋、石井理恵、仲田みずほ、橘高昌男、高田匡隆、石井克典の各氏に師事。

浜松国際ピアノコンクール
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